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内容 第3期の経験値は前期の1.15倍。Lv100までの経験値を表にした。 Lv63からレベルごとに200点余分に必要になっていたので修正した。 Lv 必要 経験値 累計 経験値 Lv 必要 経験値 累計 経験値 Lv 必要 経験値 累計 経験値 Lv 必要 経験値 累計 経験値 Lv 必要 経験値 累計 経験値 01 0 0 21 2622 35005 41 6647 118265 61 13087 318825 81 28497 740185 02 919 919 22 2714 37719 42 6969 125234 62 13639 332464 82 29279 769464 03 966 1885 23 2806 40525 43 7291 132525 63 14421 346885 83 30061 799525 04 1058 2943 24 2898 43423 44 7613 140138 64 15203 362088 84 30843 830368 05 1150 4093 25 2990 46413 45 7935 148073 65 15985 378073 85 31625 861993 06 1242 5335 26 3082 49495 46 8257 156330 66 16767 394840 86 32407 894400 07 1334 6669 27 3174 52669 47 8579 164909 67 17549 412389 87 33189 927589 08 1426 8095 28 3266 55935 48 8901 173810 68 18331 430720 88 33971 961560 09 1518 9613 29 3358 59293 49 9223 183033 69 19113 449833 89 34753 996313 10 1610 11223 30 3450 62743 50 9545 192578 70 19895 469728 90 35535 1031848 11 1702 12925 31 3542 66285 51 9867 202445 71 20677 490405 91 36317 1068165 12 1794 14719 32 3749 70034 52 10189 212634 72 21459 511864 92 37099 1105264 13 1886 16605 33 4071 74105 52 10511 223145 73 22241 534105 93 37881 1143145 14 1978 18583 34 4393 78498 54 10833 233978 74 23023 557128 94 38663 1181808 15 2070 20653 35 4715 83213 55 11155 245133 75 23805 580933 95 39445 1221253 16 2162 22815 36 5037 88250 56 11477 256610 76 24587 605520 96 40227 1261480 17 2254 25069 37 5359 93609 57 11799 268409 77 25369 630889 97 41009 1302489 18 2346 27415 38 5681 99290 58 12121 280530 78 26151 657040 98 41791 1344280 19 2438 29853 39 6003 105293 59 12443 292973 79 26933 683973 99 42573 1386853 20 2530 32383 40 6325 111618 60 12765 305738 80 27715 711688 100 43355 1430208
https://w.atwiki.jp/nicoap16tsubasa/pages/436.html
Lv 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 type-A 10 10 20 20 20 30 30 30 50 50 50 75 75 75 90 90 90 100 100 115 type-B 10 10 20 20 30 40 50 60 70 80 90 100 110 120 130 140 150 160 170 180 type-C 40 60 80 100 100 120 120 140 140 160 160 180 180 200 220 240 260 280 290 280 Lv 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 type-A 130 145 160 175 190 205 220 235 250 265 280 295 325 355 385 415 445 475 490 400 type-B 190 200 210 220 230 240 240 250 250 260 260 270 270 280 280 290 290 300 300 200 type-C 270 260 250 240 230 220 200 190 180 170 160 140 130 120 100 100 90 90 80 335 Lv 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 type-A 400 300 200 200 130 100 100 110 110 110 110 120 120 130 140 140 150 150 160 160 type-B 200 200 200 200 200 200 200 200 200 200 200 200 200 200 200 200 200 200 200 220 type-C 330 325 320 310 300 298 292 285 278 271 264 257 250 243 236 229 222 215 208 201 Lv 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 type-A 170 170 180 180 190 190 200 200 210 210 220 220 250 300 400 400 400 400 400 - type-B 220 220 220 220 220 220 220 220 220 220 220 220 220 220 220 220 220 220 250 - type-C 194 187 180 175 170 165 160 155 150 145 140 135 130 125 120 115 110 105 100 -
https://w.atwiki.jp/borderbreak/pages/774.html
スペクター 脚部 名称 チップ容量 重量 装甲 通常移動 高速移動 加速 重量耐性 積載猶予 条件 素材・勲章 GP スペクターI型 3.0 1090 B(0.90) C(9.30m/s) C-(17.52m/s) B-(2.73秒) B+(5900) 4810 ? ウーツ重鋼x5ニュード胚x20メタモチップx1 150 スペクターI型C 2.7 1130 B+(0.85) B-(10.20m/s) D+(17.04m/s) B(2.46秒) A-(6150) 5020 スペクターI型購入 超剛性メタルx1ニュード卵x20カロラチップx1 200 スペクターIII型 2.6 1170 A-(0.82) C-(9.00m/s) D(16.56m/s) A(1.65秒) A(6350) 5180 スペクターI型C購入 バトルアシスト/銀x10orユニオンレベル Lv.70隕鉄塊x5ニュード融素子x2黄金片x5 300 スペクターMRG 2.5 1220 B(0.90) B(10.80m/s) C(18.00m/s) B-(2.73秒) B+(5900) 4680 スペクターIII型購入 バトルアシスト/金x10orユニオンレベル Lv.100ニュード集積体x3ニュード結晶体x2ペンタクル回路x25 400 表を編集
https://w.atwiki.jp/newmoon/pages/19.html
https://w.atwiki.jp/braxblaguildbattle/pages/48.html
泥人形 敵HP20万 一周90EXP 大迷宮ユグドラシル実験室B 敵HP200万*3(全体攻撃無意味) 一周1800EXP(道中込みで573EXP程度) 時間効率は泥の3倍程度 勇気のつまったホワイトアルバム(インフェルノ) 敵HP60億 16HIT以上無効 一周500EXP 時間効率は泥の5.5倍程度 そして消えゆく存在意義(Lunatic) 敵HP6000万 一周60EXP 錬金素材無限入手可能(一周0.2個)
https://w.atwiki.jp/purosupi2011wiki/pages/92.html
野手試合結果 スタメン出場 +10 代打出場 +20 代走出場 +20 代守出場 +20 ベンチ入り +10 ヒーロー賞 +60 勝利打点 +30 マルチ安打 +20 猛打賞 +30 サイクル安打 +100 全打席出塁 +20 捕手好リード +100 投手試合結果 先発登板 +10 救援登板 +20 クオリティスタート +40 二桁奪三振 +80 クオリティS+二桁奪三振 +120 先発勝利 +30 救援勝利 +60 ホールド +60 セーブ投手 +80 完投 +100 無四球完投 +120 完封 +150 無四球完封 +200 ノーヒットノーラン +250 完全試合 +400 投球操作 シングルヒット -15 ツーベース -25 スリーベース -35 ソロHR -90 2ランHR -120 3ランHR -150 満塁HR -200 ランニングHR -70 四球 -30 死球 -30 犠打 +25 犠飛 -65 スクイズ -65 エラー出塁 -5 FC(フィルダースチョイス) -5 振り逃げ -5 併殺打 +110 三振 +60 凡打 +50 先頭打者HR -20 イニング先頭打者出塁 -20 サヨナラ打 -100 逆転サヨナラ打 -110 先制打 -90 勝ち越し打 -85 同点打 -80 逆転打 -90 失点 -75 ピンチ脱出 +100 許盗塁 -20 盗塁阻止 +30 三振ゲッツー +95 許盗塁+三振 +40 コース◎ +5 打者操作 シングルヒット +45 ツーベース +60 スリーベース +75 ソロHR +100 2ランHR +130 3ランHR +160 満塁HR +200 ランニングHR +90 四球 +40 死球 +30 犠打 +20 犠飛 +40 スクイズ +40 進塁打 +25 エラー出塁 +10 FC(フィルダースチョイス) +10 振り逃げ +10 併殺打 -45 三振 -20 凡打 -15 先頭打者HR +35 イニング先頭打者出塁 +10 サヨナラ打 +100 逆転サヨナラ打 +100 先制打 +30 勝ち越し打 +35 同点打 +30 逆転打 +40 打点 +20 チャンス凡打 -10 暴走 -30 好走塁 +10 投球ボーナス +6 走者操作 盗塁成功 +30 盗塁死 -30 牽制死 -60 盗塁援護 +5 得点 +10 盗塁成功+得点 +40 好走塁 +20 好走塁+得点 +40 走塁死 -20 ボーンヘッド -70 進塁 +10 守備操作 ファインプレイ +80 FC(フィルダースチョイス) -20 エラー -15 タイムリーエラー -30 サイン サイン成功 +40 サイン失敗 -25 サイン実行 +20 サイン無視 -80 その他 ランナー操作 +20 守備操作 +20 ランナー・守備操作 +45
https://w.atwiki.jp/jojost/pages/274.html
……あの後。駆けつけた古泉たちに助けられ、いつぞやも訪れた、古泉の自宅へと運ばれ…… 俺は―――そうだ。ソファに倒れたきり、眠っちまっていたらしい。 蛍光灯の光が、俺を見下ろしている……その視界に映り込んでいる、銀髪の少女の姿。 「……長門。治して、くれたのか」 「そう」 キョンの憂鬱な冒険 -アフターロック- 第16話『ジャスト・ア・スペクタクル』 「やあ、お目覚めですか」 俺が体を起した直後。内開きのドアを開けながら、『古泉』が現れた。 俺がいるのは、ベッドの上。多分、こいつの部屋だろう。 「今、何時だ」 「深夜二時です。ご安心ください、あなたも、露伴先生も、ミスタも、無事です。 長門さんの治療で、肉体的なダメージは回復したと思われます。 もっとも、気疲れまでは治して差し上げられませんが……」 ああ、そうだな。できれば、そいつを最優先で治して欲しかったよ 「……事の顛末は、聞いたのか」 「はい。露伴先生からお聴き致しました。」 岸辺か……そういや、あいつは比較的ダメージが少なかったっけな。 「彼から―――『小野大輔』が話したことも、聴きました。 敵のスタンドは、以前、僕が貴方に伝えた、機関の想定と大体同じもの。 かつて、他人の身に宿っていた『スタンド』を、自分のものに取り込む能力。 そして……これは、以前から聴いていましたが。『ザ・ワールド』……貴方たち三人を、ここまで追い詰めた能力の事もね」 古泉の言葉から、徐々に微笑が消えてゆく。 「やはり―――『小野』は、『涼宮さん』の力を感知した、一つの新たな『勢力』だった。 これまでで、最も急進的な方法で、涼宮さんの力に干渉しようとしている…… しかし、『僕ら』としては、なんとしても、涼宮さんを殺させるわけには行きません。 ……ですが、現状で。小野のスタンドは、強すぎる―――」 僕ら。ってのは、思念体やら、未来やらの勢力も含めてのことなんだろうな。 ……俺の体は、あいつの攻撃を食らったときの感覚を思い出していた。 あの、とても人間とは思えない、異常な破壊力―――まあ、実際人間じゃないんだが。 それに加えて、やつは『時』を自由に止めやがる。 「しかし。『敵』は負傷しています。 たとえば、『傷』を癒す『スタンド』があったなら、小野大輔が、そういったスタンドに心変わりしている可能性もありますが――― 『時を止める』という無敵の能力を、そうやすやすと手放すはずがありません。 少なくとも、僕ならなんとか、傷をスタンド能力以外の方法で癒し、反撃することを考えますよ」 ああ、それは俺も同意見だな。 何しろ、たとえば今、ちかくの小野がいて、時を止めてこの部屋に入ってきたら――― 間違いなく。容易く、あまりにも簡単に。俺は殺されちまうだろう。やつのスタンドとは、そういうスタンドなのだ。 「小野大輔は、傷が癒えるまで、どこかに『身を隠す』はず……我々は、全力でその場所を探します。 敵は『最強のスタンド』を、『使いはじめて』しまった――――その好機を逃すはずがありません。 今後、護衛の数を増やします……もっとも、やはり『スタンド』を見ることができる人員が不足しているのは、事実ですが。 そうして、守るつもりです―――涼宮さんと、『ジョン・スミス』。あなたを」 そのセリフとともに、古泉が、再び微笑を携える。 ああ――――畜生。いつもの癇に障るニヤケ面が、今はとてつもなく心強く思えるぜ。 「……ありがたい話だな。じゃあよ、古泉。一つ、頼んでもいいか」 「はい、何でしょう?」 俺が、起きるまでの間に。うちの両親への『言い訳』を、考えておいてくれ―――― その言葉を最後に、俺は、再び『眠り』の世界へと、旅立っていった―――― ―――― ……あれから、二時間ほどは経過しただろうか。 『小野大輔』は、光陽園から数キロ離れた場所にある、小さな公園に居る。 腕の中に、意識をなくした少女の体を携えたまま…… 雨は止まない。西宮市を水底へと埋め尽くすばかりの勢いで、降り続いている。 少女の体も、小野の体も、まるきりのぬれねずみだ。 加えて、小野は傷を負っている。三箇所に受けた『セックス・ピストルズ』の銃撃と、あの少年…… ジョン・スミスの『スーパー・ノヴァ』……今は、『ゴッド・ロック』だったか。それに食らわされた、乱打による打撲。 肋骨が一本折れているらしい以外に、骨へのダメージはなかったのが幸いだ。足を折られていたなら、逃げることもできなかった。 『小野』は、雨をしのげる遊具の中に逃げ込み、少女の体にジャケットを被せた。 体が冷えてきている。このままでは、少女は肺炎などを起しかねない。 ……治療ができる『スタンド』を蘇生するべきか。一瞬そう考えるが、それはできない。まだ、『ザ・ワールド』を『破る』ことは出来ない…… 「はっ―――はっ―――」 そう言う小野のダメージも、かなり重い。 どこかで身を隠して、回復するのを待たなければ…… ……しばらく、考えた後。小野は、ジャケットを被せたままの少女を抱き上げ、再び、雨の中へと這い出た。 公園の入り口近くに、一件のアパートがある。古く、隣に声が筒抜けになりそうな、ボロではない……比較的新しいし、二階建ての立派なアパートだ。 遠目に、立ち並ぶ部屋の前の様子を見た限り、『家族』が居ると人目でわかるような部屋は無い……そう。こういうところがいいんだ。 ……時刻は、十時前。まだ深夜とは呼べない。小野は、少女に雨が当たらないように体を曲げながら、物陰に隠れ、じっと待った。 ……コツ。コツ。コツ。 やがて雨の騒音の向こうから、誰かがこちらに歩いてくる音が聞こえる。ゆっくりと、顔を上げ、その人物を盗み見る。 ……中年の、腹の出た男だった。こいつは、おそらく妻子持ちだ。 駄目だ。狙うなら、一人暮らしのやつしかありえない。『矢』も反応しない。 できれば、あまり頭の回転がよくは無さそうな、歳の若い人間がいい――― ……男が公園の前を横切ってから、数分後。再び、足音が聞こえる。 パシャ、パシャ、パシャ。 先ほどのような、革靴の音ではない……スニーカーの音だ。 覗き見ると、そいつはやけに背の高い、気の弱そうな、眼鏡の男だった。 矢は反応していない―――……気が弱そうで、いかにも丸め込み易そうだが、男は駄目だ。この少女は、男を恐れる。 彼女が恐れを抱かない……できるだけ見た目が若い、一人暮らしの女性がいい――― ……ぴしゃ……ぴしゃ ……三度、足音。女だ。ニーハイブーツを履いた、華奢な体躯の……髪の毛を二つくくりにした、女。 若い―――まず間違いなく、10代だろう。しかし、あまり若すぎても、親元で暮らしている可能性がある――― ……少女は、先ほど小野が目をつけたアパートの階段を上がってゆく。……『矢』が、その軌道を追うように、少女を示している! 『矢』が反応する……つまり、小野にとって、その少女は『害をなす』人物ではない、ということか? くそ、どうする……これ以上待っていても、もう、良い人物は現れないかもしれない。 「―――君!」 ……僕が、公園の入り口から顔を出しながら、そう叫ぶと。 階段を中ほどまで上った、その『女』が、僕のほうを見た。 「頼む―――お願いだ、助けてくれ―――この娘を!」 「え……な、何ですかっ?」 女は―――僕を見て、あわてて、階段を駆け上ろうとした。 「違う、頼む、聴いてくれ! 君に危害を加えるつもりは無い―――この娘を見てくれ!」 僕は、両腕に抱えた少女―――ジョン・スミスの妹の体が見えるように、女のほうへと掲げながら、言った。 「えっ……な、何ですか? あたし、なにもできません!」 「いいんだ、せめて、雨をしのげるだけで良いんだ! どうか……警察や病院はダメなんだ。とても、複雑な事情がある。 お願いだ、一度で良い。せめて、僕の近くに来て、この子を見てくれないか?」 これで、もし、女が小野を完全に拒めば……殺すしかない。できるだけ自然な方法で……この状態でなら、『ザ・ワールド』を飛ばして、階段から落とせばいいか。 『謎の少女を連れた男』なんて、警察に通報でもされたら、間違いなく、ヤツらは小野にたどり着くだろう。 「……」 少女は、しばらくどうしたものかと立ち尽くした後……恐る恐るといったように、階段を降りてきた。 小野は、こちらへと歩み寄ってくるその少女に向けて、両腕に抱えた少女を差し出した。 「……怪我、しているんですか?」 少女が、言う。その視線は、小野の腕の中の少女でなく……小野の肩に刻まれた、深い穴を指している。 「……ああ。でも、僕はいい。この娘が―――このままじゃあ、風邪を引いてしまう。もっとややこしい病気になってしまうかもしれない。 ……お願いだ。決して、僕は君に危害を加えない。どうか、助けてくれないか……この娘だけでいいんだ」 「えっ……と……」 少女は、躊躇っている。……頼む。首を縦に振ってくれ――― 小野は、この少女を殺したくはない。 「……わかりました、あたしの家に……来てください、お薬とかも、ちょっとありますから」 ……やはり、『矢』は正しい。小野にとって、波長の合う人物だけを、見事に指してくれる。 「すまない、ありがとう……君の家は? もし遠いなら、僕がこの娘を運んでもいいんだけど…… ここでこの娘を、君に渡したほうがいいかな?」 小野がそういうと、少女は、少し戸惑った後で 「い、いいえっ! あなたも一緒で……あたしのところに、来てください。 だって、その怪我は……すぐ、手当てしないと」 「……すまない。だけど―――一つだけ。本当に、心からのお願いがあるんだ。 僕らのことを、決して他人に話さずにいてくれるかな……説明は出来ないけれど、とてもややこしい事情があるんだ」 「……わかりました」 ……危なっかしい少女だ。小野は心中で、そう呟く。 もしも小野が、猟奇殺人犯だったら、この少女は、その毒牙に掛かる一歩手前まで踏み込んできてくれているんだぞ? 或いは……それもこれも、この少女と小野の『波長』が合っているからこそのものなのか。 ありがとう―――君の、名前は? 「えっと……橘です。『橘京子』です」 ―――― 橘京子の部屋に通されて、ようやく、小野は、降り続く雨から開放された。 彼女の部屋は、アパートにしては部屋数のある、それなりのものだった。 キッチンと居間のほかに、部屋がふたつある。 「ええっと……とりあえず、濡れたお洋服を脱がせないと」 「すまないね、橘さん。お願いするよ」 「あの、小野さんも、濡れたままじゃ病気になっちゃいますし……それに、傷も手当てしますから。 バスルームでこの子を着替えさせてる間に、着替えてくれますか? えっと……あ、これだ。これ、男の人のサイズでも大丈夫なズボンですから。着替えてください」 「ありがとう……本当に助かるよ」 彼女にとっては随分とオーバーサイズであろうスウェットを受け取りながら、小野は返答する。 ……なんだか、まるで。橘は、小野の記憶にある、あの少女を思い出す――― 橘は、あの『柊つかさ』を思わせるような少女だった。小野が最後に夢を売った、二人の少女のうちの一人。 あの、どこまでも無用心で、どこまでも無知で、純粋で。……それ故に、悲しい少女。 やはり。小野と波長が合う人物とは、似たような精神構造をしているものなのだろうか。 「小野さん、着替え終わりました?」 バスルームから声がする。小野は、濡れた衣服を脱ぎ、渡されたスウェットに着替えている。 「ああ、大丈夫だよ」 「はあい」 その声と同時に。ややサイズの小さなシャツとスウェットを身に纏った、少女の体とともに、橘京子が、バスルームの戸を開け、姿を現す。 ―――― 「はい、これで大丈夫だと思います」 橘が、救急道具のケースを取り出してきてから、十数分。『銃撃』を食らった三箇所は、ガーゼと包帯による、応急処置が成されていた。 さすがに、『砂利』の弾丸は、ホンモノの拳銃よりは威力は落ちる様だ。傷はどれもそう深くはない。 「ありがとう、すまない。……君は、とても慣れているんだね」 「あ、はい。えーっと……趣味でやってるサークルのようなところで、こういうのを習ったんです」 サークル活動。やはり、橘は学生のようだ。 しかし―――不思議だった。何故、この少女は、明らかに銃創とわかる橘の傷を見ても、うろたえなかったのだろうか。 そして、この的確な処置――― 「……君は」 「あの、小野さん……あの娘とは、いったい」 小野が口を開こうとした時。橘が、意を決したように口を開いた。 彼女の言う『あの娘』は、今、橘が敷いた布団の上に横になっている。 「……ちょっとした、事情があってね。彼女は、僕とともに、こうするしかなかったんだ。 でも、大丈夫―――と、言って、信じてくれるかわからないけど。 君が僕らのことを黙っていてくれる限り、君に危害が及ぶようなことは、決して無い。信じて欲しい」 橘は、少し考えるようにうつむいた後…… やがて、口を開いた。 「……その、なんて言ったらいいんでしょうか…… ……小野さん。あたし、あの娘のこと、知ってます」 ……何だって? おそらく、小野はその瞬間、とても間抜けな顔を浮かべていただろう。 「あの子の着替えのときに、この『保険証』を見つけちゃって…… あたし、知っているんです。あの子のお兄さんを―――『キョンさん』を。 でも、あたしの覚えてる限りだと……あの娘は。『キョンさん』の妹さんは、あんな大人びた子じゃあなかったんですが……」 ……馬鹿な。この女―――『橘京子』は、あの『ジョン・スミス』を知っている―――!! 何故―――何故、矢が、そんな人物を選んだのだ―――!!? 「……率直に、お聴きしますね。小野さん。あなたは――― あの人を。『涼宮ハルヒ』を――彼女の『能力』知っている人なんですか?」 ―――何だって? ――― ……橘が説明した概要を、大まかにまとめると。 彼女はとある『組織』に属しており、それは、あの『古泉一樹』の所属する『機関』と同様に、涼宮ハルヒの持つ『神の能力』…… 『ザ・ユニヴァース』の能力を制御・監視することを目的として、存在している。 しかし、彼女たちが『神』と呼ぶのは、涼宮ハルヒではない。 「佐々木さん」 橘は、言った。 「その人が、本来、神の力を持つべきだったと……あたしたちが、そう考えている人です」 佐々木―――しかし。小野は考える。 そんな名前は―――『ジャスト・ア・スペクタクル』には記されていなかったはずだ。 「……訊ねてもいいかい、橘さん?」 「はい」 「何故、その――佐々木という人が、神であるべき人だと。そう思うんだい?」 「それは、分かってしまうんです。 私たちに、『能力』を与えてくれたのは、佐々木さんだって。あたしたちには、それがわかるんです。 ……なんだかわからないと思いますけど、そういうものなんです」 ……ふむ。佐々木は息をつき、考える。 もしかすると―――この少女は、ただ、頭に花畑を飼っている類の少女なのだろうか? 「でも、実際にお会いできた今なら、ちゃんと証拠もあります。 佐々木さんにも、あの『涼宮ハルヒ』と同じ力の一部が、備わっているんですから」 「! ……それは、何だい?」 「『閉鎖空間』です」 ! 閉鎖空間。その言葉には、心当たりがある。 ザ・ユニヴァースの、幾千と有る能力のうちの一つ―――異なる次元に、現実世界と酷似した、無人の世界を創る能力。 「佐々木さんは、涼宮さんのように、不安定に、不規則にではありませんが……佐々木さんも、『閉鎖空間』というものを創ることができます。 あたしたちは、その空間に侵入する能力を持っています。古泉さんたちの『機関』と同様に」 「ちょっと、待ってくれないか」 ……おかしい。話が違う。 古泉一樹に、そんな能力があるっていうのか? しかし―――彼のスタンド、『セックス・マシンガンズ』には、そんな能力は無かったはずだ。 「彼も……古泉一樹も、そんな力を持っているのか?」 「はい……ご存じなかったですか? 私たちは、佐々木さん、涼宮さんのそれぞれによって能力を与えられた、『超能力者』ですから」 ……生まれつきのものでは、ない。 そうか―――つまり。古泉一樹や、橘京子の持つ、それらの能力。 それは、『スタンド』によって創られた能力であり、『スタンド』そのものではない。 いわば、それぞれの『神』と呼ぶ人物の、『スタンド能力』の一部…… 『ザ・ユニヴァース』。涼宮ハルヒを本体とする、おそらく、世界最強の能力を持つ『スタンド』。 その能力の概要とは―――『ジャスト・ア・スペクタクル』に記されている限りで。 『あらゆる原理を無視し、世界を自由に改変する能力を持つ』 『異次元に、本体の存在する世界と酷似した、異空間を創り出す』 の二行のみ。 『スタンドとは別に、特殊な能力を持つ人間』を産み出すことができてもおかしくはない。 「……君たちの、目的は?」 小野が訊ねると、橘は、きっと、幼い表情に冷たさを携えて…… 「涼宮さんの能力を、佐々木さんに、本来持つべきだった人のもとに、『返す』ことです。 涼宮さんよりもずっと、佐々木さんが持つべき能力なんです」 ……どういう事だ。この少女の言うことが本当なら――― 『ザ・ユニヴァース』が、二つある! 何故だ。何故、二人の異なる人間が、一つの能力を共有しているんだ――― 『ジャスト・ア・スペクタクル』を確かめられたら。しかし、それは出来ない。 『ザ・ワールド』を失うことは……まだ、出来ない。 あの『ジョン・スミス』を殺すまでは…… 「……小野さん。次は、貴方の番です。聞かせていただけますか? あなたが、何ものなのか―――」 「……」 橘の二つの目が、小野の顔面を、きっちりと捕らえている。 『涼宮ハルヒに、能力を失わせる』―――その点では、小野と橘の目的は同じだ。 しかし―――彼女は、『ザ・ユニヴァース』を『死なせる』のでなく、『佐々木』という別の人物に『移し変える』事を求めている。 そんなことが可能なのかは、そもそも知らないが―――きっと、この人物は。小野の目的を知れば、それを拒むだろう。 そして―――『ザ・ユニヴァース』と良く似た能力を持つ、『佐々木』―――スペクタクルには載っていなかった、その人物とは―――? 「僕は……多分。君と協力し合えると思う」 「本当ですかっ!?」 「ああ。だけど……僕は、既に、『ヤツら』――『機関』や、その周辺と、かなり手荒く抗争を繰り広げてしまっている。 一人で行動するのは、これ以上難しい。そう思っていたんだ――丁度、ね」 「その『銃撃』も……『機関』にやられたんですか?」 「……ああ」 小野に残された道は、たった一つだ。 この少女を―――『橘京子』を、利用する。 そして、『佐々木』――その正体も暴かなければ為らない。 「……戦いは、これからだ―――『ジョン・スミス』。 僕は、君と涼宮ハルヒを、必ず『殺す』―――必ず、ね」 to be contiuend↓ ――――――――――――――――――――――――― スタンド名 - 「ザ・ユニヴァース」 本体 - 涼宮ハルヒ(16歳) 破壊力 - - スピード - - 射程距離 - 全世界? 持続力 - - 精密動作性 - - 成長性 - - 能力 - あらゆる原理を無視し、世界を自由に改変する能力を持つ。 また、異次元に、本体の存在する世界と酷似した 異空間(通称・閉鎖空間)を創り出す。 ―――――――――――――――――――――――――
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https://w.atwiki.jp/test331/pages/16.html
Lv 編成可能機数 パターン1 パターン2 パターン3 パターン4 1 300 0 0 0 0 2 600 50 40 0 0 3 900 150 120 0 0 4 1200 300 240 0 0 5 1500 500 400 0 0
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/1908.html
677 名前: NPCさん 2006/09/22(金) 14 58 43 ID ??? ここで過去のプチ話を 依頼人から山奥の遺跡にある宝を取ってきてほしいと頼まれ仲間と出発 野宿中に複数の気配が忍び寄って来たので仲間を起こす見張りの俺 気配は山賊だったらしいが、寝込みを不意打ちできなくなったために何もせず撤退 「何で向こうに気付かれないようにそっと起こさなかったんだ。常識だろ。おかげで 経験値が稼げなかったじゃないか。山賊なんて雑魚だから簡単に倒せるのに」と怒られる俺 俺、困ったちゃん? スレ113